2024-01-01から1年間の記事一覧

来年は福岡市や各地で、被爆者の国家補償を求める意見書を

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞した…ということは今さら言うまでもないでしょう。 代表委員である田中熙巳さんのスピーチ全文を読みました。 www3.nhk.or.jp その中で特に心に残ったのは、国家補償が実現していないという…

田村閉会あいさつを読んで

国会が閉会し、共産党国会議員団の閉会総会が行われ、田村智子委員長があいさつしました。 www.jcp.or.jp 結論から言えば、あいさつの中身が、従来型あいさつ——共産党のいうところの「新しい政治プロセス」に対応していないあいさつになってしまっています。…

毎日新聞は党幹部に2つの証拠を突きつけてほしい

24年12月20日付の「しんぶん赤旗」に、毎日新聞の「『赤旗』は絶好調なのに-- 共産党、伸びない理由 異論許さぬ閉鎖性」という報道についてのコメント記事が載りました。 www.jcp.or.jp 初めて私の除籍を赤旗が報道 この中で「除籍された元職員…を登場させ…

なぜ栃木県の共産党幹部はかぴぱら堂さんの問いに答えないのか

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) もし私が「Aさんの今年に出した論文は、私が去年発表した論文の盗作だ」と告発したときに、Aさんから「いえ、私は…

「党の中枢に多数派による分派ができている」という規定が後景に退く理由

下記の記事で日本共産党の「50年問題」*1について少々書きましたが、その際党史を改めて読み直して気づいたことを少し。 kamiyatakayuki.hatenadiary.jp 日本共産党の最新(2023年)の正式党史である『日本共産党の百年』には、「50年問題」とは何か、という…

(大激論)自衛隊問題での松竹伸幸さんの綱領理解をただす

松竹伸幸さんは日本共産党を除名され、私は除籍されました。 どちらも撤回を求めて裁判をしており、私は連帯を表明しています。 松竹伸幸さんの裁判に連帯し応援する - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政を しかし、その問題とは別に、私は松…

「内部問題は内部で」の元々の意味

日本共産党規約にある「党の内部問題は、党内で解決する」(第5条(八))はもともとどうして生まれたルールでしょうか。 このルールは今や、宝塚のハラスメントにおける「外部漏らし」や兵庫県庁の内部告発の「犯人探し」と同じように、党内不祥事を隠蔽す…

羽田野美優さんへの不当な除籍に抗議する

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 私への不当な解雇を批判して声をあげてくれていた、羽田野美優さんが、そのことを理由の一つとして共産党を除籍さ…

民主集中制の発展を——戦略的な議論が足りない

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件ついての討論会での発言に関してです。除籍・解雇事件の全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 引き続き12月3日の京都での私・松竹伸幸さん・上瀧浩子弁護士の3人による討論会でお話…

ハラスメントという暴力を容認したのになぜ田村委員長は「ノーコメント」なのか

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 党幹部に会うことで不安が高まる 私は、共産党幹部のハラスメントによって精神疾患に追い込まれ、現在も通院と投薬…

「結社の自由があるから裁判所は政党の内部問題は口を出すな」について

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 12月3日の京都での私・松竹伸幸さん・上瀧浩子弁護士による討論会で論点になったことを少し紹介しています。 その…

なんで「専従は委任契約」みたいな話を今だに信じている人がいるか

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 2024年12月3日に京都で行われた私と松竹伸幸さん、上瀧浩子弁護士との討論企画に、会場いっぱいにご参加いただき…

本日討論会「共産党の未来を占う除名、除籍解雇裁判の行方」

本日です。多くのみなさんのお越しをお待ちしています。 www.youtube.com 「共産党の未来を占う除名、除籍解雇裁判の行方」(松竹伸幸×神谷貴行×上瀧浩子の討論会) 日時:2024年12月3日(火)午後6時15分〜(開場6時)会場:ハートピア京都第5会議室(地下…

「破壊し、乗っ取る」?

日本共産党幹部による私への不当解雇に抗議した砂川絢音さんは、10月1日付で党を除籍されました。人権侵害に声をあげたことを理由に党を追放するのはおかしいと書きましたが、今日は別の論点です。 「日本共産党福岡県常任委員会」名での砂川絢音さんの除籍…

野党共通の公約を抽出し、その実現に特別の位置づけを

総選挙後の国会にどう臨むか、共産党の田村智子委員長が述べています。 www.jcp.or.jp 総選挙での国民の審判によって生み出された「少数与党国会」となります。これまでの「自民党1強」のもとでは、国会審議を軽視し、数の力で法案を押し通す政治が横行しま…

第1回目の口頭弁論が決まりました

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 私がたたかう共産党不当解雇裁判の1回目の口頭弁論が決まりました。 来年2025年1月20日(月) 午前10時〜 東京地裁6…

災害時のトイレについて福岡市は計画を持つべきだ

本日付「しんぶん赤旗」に災害時のトイレ対策についての記事が。 日本トイレ研究所の調査が載っていました。 リードで、 キーワードは「統括責任者の存在」です。 とあり、話を聞いた同研究所代表の加藤篤さんは 阪神・淡路大震災以降、トイレをめぐって大き…

「スマートシティ反対」ではなく「スマートシティの民主的管理」

久しぶりに福岡市政にかかわることを少し。 福岡市で高島宗一郎市長が進めているスマートシティ構想(スマートイースト)にかかわって。 「スマートシティ」というと、現時点では「スマートシティ反対」というスローガンを対置してしまいそうです。 この点で…

私の除籍・解雇等についてのメディアでの報道・記事

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) この事件や裁判を報道したメディアの記事を紹介しておきます。このエントリは随時更新していきます。 ●産経:共産…

この裁判の意義:私が記者会見・報告集会で述べたこと

(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 私が24年11月12日に司法記者クラブおよびその後の報告集会で述べたことを、若干加筆・修正をして以下に紹介します…

(大激論)松竹伸幸さんの安保問題での綱領理解をただす

共産党を除名された松竹伸幸さんとの綱領の理解——日米安保条約についての政策をめぐって激論しています。 私はこの激論対談を除籍(24年8月6日)前に行いましたが、もちろん規約違反ではありません。なぜなら「松竹さんの安保政策は綱領に違反しているんじゃ…

松竹伸幸さんの裁判に連帯し応援する

松竹伸幸さんは日本共産の本部で安保・外交の政策を担当していました。松竹さんの党除名は、私がそれに異論を唱えたために、党幹部ににらまれ、ありもしない「規約違反」の汚名を着せられ、党を追放されるきっかけになった問題です。 松竹さんの母校(私もこ…

3人の弁護士の話を聞いて

「共産党不当解雇裁判をはじめるつどい」が2024年11月12日に都内で開かれました。会場いっぱいに来ていただいた皆さん、ありがとうございます。 www.bengo4.com ここでお名前や肩書きを紹介することはできない方も少なからずいらっしゃいます(そして会場や…

共産党不当解雇裁判を支援する募金

私は共産党幹部から、ありもしない「規約違反」に問われ、不正な手続きとパワハラで追放されました。除籍・解雇の撤回、パワハラを償わせることを求め、2024年11月12日に東京地裁に提訴することにしました。 この裁判(共産党不当解雇裁判)を支援していただ…

私の裁判の弁護団を紹介します

共産党を不当に除籍・解雇された私が裁判を起こすということは前にお伝えしましたが、私の裁判を担当する弁護団の弁護士を紹介します。 平裕介弁護士と松尾浩順弁護士です。 and-lawoffice.com lawoffice-k.com お二人にたどり着くまでに長い紆余曲折があり…

「東アジアサミットの活用」という公約でいいのか?

以下の記事は総選挙中に書いたのですが、あまりアップする気になれませんでした。選挙が終わった今、やっぱり出してみようと思って出します。 * * * 日本共産党は、自民党政権の戦争国家づくりに対して平和外交を訴えています。そのカナメの一つが東アジアサ…

共産党などに裁判を起こします

2024年11月12日(火)、私は日本共産党と同福岡県委員会に対し、裁判を起こします(東京地裁)。 私への不当な除籍・解雇を撤回させ、パワハラを償わせようと思います。 私の生活や尊厳がかかった切実なものですが、同時に共産党を立て直す一助になるはずだ…

総選挙の結果について

2024年の総選挙の結果が出ました。 与党の過半数割れなど、日本の政治のゆくえのことはもちろん言いたいことはありますが、ここは日本共産党のことにしぼって書きます。 新幹線で見る田んぼはどんどん埋まっていくなあ 日本共産党は10議席から8議席へと減ら…

共産党幹部はまず自分のハラスメントと向き合え

(以下は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方は24年8月20日付の記事を先にお読みください。) 「セクハラなどあらゆるハラスメントを禁止する」(立憲民主)「採用活動におけるハラスメント防止に取り組む」(国民…

共産党の財源論はもっと具体的に

2024年10月18日付の「しんぶん赤旗」の「問われる財源構想 具体的に示すのは共産党だけ」を読んでいて少々モヤりました。 www.jcp.or.jp 「恒久的財源」*1のほうは、「え、これで『具体的』…?」って思ってしまったのです。 「歳出の改革」ってあんた…。 「…