東京のビラ・ポスターづくりにかかわってみて

 東京都議会議員選挙が終わりました。

 私も東京に行ったり、戻ってきてリモートでつながったりして、選挙や都政関係の支援をしました。

 主に、ビラづくりやポスターづくりを支援しました。東京に行っている間だけでなく、福岡にいながら四六時中いつでも支援できるというのは、なんというか、昔からは考えられないですね。

 たとえば、このへん、私です。

  自分がかかわったものが、現地で使われていると嬉しいですね。

 

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2021年6月28日付「しんぶん赤旗


 終わった後でも使われていればなおさらです。

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2021年7月17日付「しんぶん赤旗


 

 

 もちろん、制作に責任を持っているのは共産党の東京都委員会であり、中央委員会ですから、私はそこに起草・起案であったり、デザインであったり、そういう形で参加しているに過ぎないわけですが。

 

 今回、東京のビラづくりにかかわってみて、少なくとも私が行ったところは共産党の地区委員長(もしくはその代理)の方が「ビラづくりは共産党の論戦の基調をあらわすものになる」と考えて、会議に正面から参加されているのがとても印象的でした。

 ある地区委員会では、地区委員長自身がビラのラフを切ってこられました。会議の議論で最終的にはそれは採用されなかったんですが、地区委員長の責任感・意気込みと会議の自由な雰囲気が素晴らしいと思いました。

 

 私は、政治ビラの場合、政治的な責任者が担当者に「丸投げ」をしてしまうのはどうかなといつも思っていました。他方で、政治的な責任者がデザインや表現の細かいところにこだわりすぎるのも現場や担当の創意をすりつぶしてしまう(あるいはそれはトップの仕事ではなく、他のことにリソースを割いてほしい)ので、そういうのも困るなと思います。

 企業広告だと社長などが広告を最終決裁することはあまりないかもしれませんが、企業の広告と違って、政治では論戦は中心問題になります。だとすれば、戦略的な方向性の議論に関わり、プロセスは担当者に任せ、最後に責任をもって決裁する、という関わり方が理想だと思います。

 東京ではそういう現場が多くて、気持ちよく仕事ができました。