(続き)
高島さんは大企業や「お友達」の方を見ていると言いましたが、何よりも、高島さんは安倍首相と麻生副総理の方ばかり見ていないでしょうか。
高島さんがやってきたのは、安倍さんの政治を「先取り」して「覚えめでたく」なることでした。だからこそ高島さんのもとでの政治経済が結局1%の富裕層や大企業のためであり、99%の市民のためではなかった、という安倍さんの政治そっくりの結果になったのは偶然ではないと思います。
私が注目してきたもう一人の地方政治家は、蜷川虎三・京都府知事です。吉田内閣の閣僚を経験し、共産党が対抗馬をたてたこともある人ですが、彼は憲法のいう「地方自治の本旨」とは「住民の暮らし・命を守ること」という地方自治法の理念ではないかと考え、その立場に立って、老人医療費の無料化や無担保無保証人融資など、新しい政治文化をうちだして、逆に中央の政治にインパクトを与えました。保守・革新をこえて広く愛された蜷川さんの政治と人柄は、高島さんの政治・姿勢とは正反対でした。
私の以上の立場を一言でまとめると、「1%のためでなく99%のための市政に」ということになります。“1%のためにエッジを効かせてやっていけば、99%もうるおうんだ”というのが高島さんの発想だし、いまの日本をおおっている政治の考えだと思います。
しかし、そうではありません。
99%のために政治をする。もっと言えば、99%の人のためにお金を回す、99%の人の自由を花開かせる、99%の人たちが決めるという、あたりまえだけど、結局あまりできてこなかった政治を福岡市で始めたいのです。
それは私一人ではできません。
99%の人たちが声をあげ、参加して変えていくことが必要です。それをこの選挙戦から始めたいと思っています。
いっしょに「1%のためでなく99%のための政治」を始めていきませんか。
なおこの政策は第1次をもとに発展させた第2次公約です。さらに今後、皆さんの積極的な意見をお寄せください。
(第2次公約終わり)