ロープウエー構想断念

 13日、福岡市議会で、ロープウエー検討予算を削除する修正案が可決されました。そして高島市長は、

市としては、ロープウエーを進めることを検討しない。整備に関する議論もしない。市民の理解が進んでいない。

と述べて、ロープウエー構想の断念を表明しました。

www.nishinippon.co.jp

 

 新聞・テレビもいっせいに「ロープウエー構想断念」と報道しました。これはもう間違いなく「断念」と評価していいでしょう。

 

 ロープウエー予算の削除までは先日の段階で私にも見通しがついていました。しかしおそらく市長は「重く受け止める」とか言って実際は5グラムぐらいの受け止めをして、市議選終了を待って、議席構成が市長に都合のいい結果となれば前に進める……そう思っていました。

 だからこそ、ロープウエー構想の行方はまさに市議選にかかっていました。

 しかし、ここまで市長がはっきり言ってしまったら、これはもはや「断念」と評価すべきでしょう。(何かの思惑が市長にあるにせよないにせよ、もし何かのきっかけで今後この構想を復活させようとしたら、尋常でない抵抗を食らうことになります)。

 すでに各紙が報道している通り、市議選で市長は「市長言いなり親衛隊」である自民党新福岡、公明党、みらいの議員を増やそうとしており、ロープウエーが争点になり続けたらこうした候補は大逆風になってしまうので、それを争点から外して実を取ろうとしたというのが本当のところだと私も思います。

 

 ただ、そういう計算を含めても、市長の暴走は、市民の世論、民意の前にストップさせられたのです。

 万歳! 市民の世論の完全な勝利です。

 

多くの立場の人たちが「民意」であることを確認した

 これは私が数日前のブログで述べたように、高島市長による議会工作の失敗などではなく、民意そのものです。

 そのことは条例予算特別委員会の最終日、および予算議会の最終日を膨張していて改めて痛感したことでした。

  というのは、議員たちの質問・討論・答弁が、市民からの疑問の声の紹介のオンパレードだったからです。

 自民党は自分のところに寄せられた声を、共産党からの質問に答えて(修正案の提案者として)かなり詳しく紹介しました。また、市民クラブは2000人を超えるアンケートを取ったことを何度も紹介していました。緑とネットワークの議員も自分たちのところに寄せられた声を討論で紹介。ロープウエー賛成派である公明党でさえ自分たちに寄せられた声を「よくわからない人が多い」とまとめていました。

 共産党市議団が全住民対象にビラを撒いて、1000通を超えるびっしりと声が書かれたハガキが返ってきていたのを私は当事者としてよく知っています。9割が反対の声でした。

 

 そして、高島市長の会見はなんと私のブログを読んだかのように(笑)、これは議会の多数とか少数とかじゃなくて、民意なんだということを強調するものになっています。

https://www.nishinippon.co.jp/feature/local_councilor/article/494074/

-自民は市長に「反省」を求めていたが。

 「市民の声がどうであるかに真摯(しんし)に耳を傾けたい。 

 

-修正案の採決結果が賛成39、反対20の大差だったことは判断に影響したか。

 「議会だけでなく、市民がどう考えているかを受け止め、この問題だけを引っ張るのは市民の幸せにつながらないと考えた。人数がどうだったかは関係ない」

 いわば、私や共産党市議団だけでなく、多くの立場の人たちがロープウエー中止が民意であるということを確認した――これがこの予算議会の中で明確になったことだと言えるでしょう。いや、マジで傍聴していてそう思いましたもん。 

 

私の選挙公約を達成

 私は、選挙中も「ロープウエー中止」「高齢者乗車券の廃止・削減計画の撤回」「消費税増税の中止」の3点を重点的に訴えてきました。

kamiyatakayuki.hatenadiary.jp

 選挙戦を通してこの訴えの基調は変えませんでした。「当たっていた」からです。

 高齢者乗車券は、選挙終了直後の11月30日の市議会第2委員会の請願審査で「当面、事業を継続する」と保健福祉局長が答弁し、廃止・削減計画は撤回されました。

 

 そして今度はロープウエー構想も中止となりました。

 いわば、私が選挙で訴えた市政の2つの重点公約――開発と福祉という2つの分野での象徴的な問題――はいずれも実現することになりました。みなさんとともに大いに喜び合いたいと思います。

 あとは消費税増税の中止だけですね!(笑)