ロープウエー導入は一大争点だ

 高島市長が公約を発表しました。

 全文を見ていないんですが、報道の範囲ではこんな感じ。

www.nikkei.com

 

市は今年1月に設置した有識者会議でWF地区への交通手段の強化を検討中で、高島氏が挙げたロープウエー導入も選択肢の一つとされる。高島氏は「空中はモノレールなどに比べると景観や輸送力、コスト面で圧倒的に優れているとの検討結果が出ている。ぜひ実現したい」と述べた。

 いろんな交通手段を比較するとロープウエーが優れている、という結論が出たみたいに言ってますが、そもそもなんで「交通手段を強化する」のかということが問題なんです。

 前にも言いましたが、そもそもこれはウオーターフロント地区で巨大な開発がおこなれ、今ウオーターフロント地区での人の移動が1日5.6万TE(トリップエンド)であるのが20年後は16万TEに増えるという予測によるものなんです。

 

(1)開発そのものがそこに必要なのか。

(2)仮に必要だったとしてそんなに人がくるのか。

 

という二重の仮定が置かれていることを隠しているんですね。

 よくある悪の心理学で、「ジュースとコーヒーどっちがいい?」と聞いてくるアレです。ジュースもコーヒーも飲む必要はない、という問いがないのです。

 

 いよいよロープウエー計画は市長選挙の一大争点になるでしょう。

 望むところです。

 是非とも高島さん、今からでも公開討論、やりませんか?